好評を頂いている、ジャズのワークショップ「JAZZ LABO」
今年は、少し県を広げて展開していきます。
その第一弾として
豊橋でジャズワークショップを開催します。
ジャズといえば、即興で演奏する「アドリブ」のイメージが強くて
ワークショップを開くとよく質問されるのが
「アドリブってなにをやっているの?」
「コードとスケールはどうやってアドリブに展開していくの?」
など、音使いに関する内容です。
もちろんこれも大切なことなのですが
ジャズにとって、最も大切にされていることは
スウィング感をいかに表現するかということなのです。
世界のトッププレイヤーたちが言う
「Rhythm The First」
という言葉からも、いかにリズムが重要視されているか
ということがよくわかります。
さて、ここからは「リズム」について考えていきたいと思います。
そもそも、リズムって一体何案でしょうか?
実際、普段何気なく使っている、リズムに関する用語も様々なものが存在しています。
そのうちいくつかを挙げてみると…
①リズム(Rhythm)
②タイム(Time)
③ビート(Beat)
④パルス(Puls)
⑤グルーブ(Groove)
など、リズムに関する用語は、まだまだ沢山存在しています。
ですが、知ったつもりでいる用語について
「これらの言葉の意味は何?」
と聞かれると意外と答えに詰まってしまうのではないでしょうか。
ここでは、すべての内容についての説明は省きますが
例えば「Groove」について、日本では「ノリ」という言葉が
当たり前のように使われていますが、これは、もともと日本の
伝統音楽で使われていた言葉なのです。
では、西洋人の「グルーブ」はどうかというと
日本でいうところの「リズム・パターン」の意味合いが強いのです。
にもかかわらず、日本では、あえてそこに「ノリ」という言葉の
意味を与えているのも、面白い事実です。
ここで、とても大切なことをお伝えします!
「西洋音楽」のリズムというのは
日本の伝統音楽の中で僕たちが感じ取ってきたリズムと比べて
単に、言葉や概念が違うということだけでなく
皮膚感覚としてそれらを認識できるようになることがとても大切なのです。
もちろん、これは日本的なリズムを否定しているということではありません。
ただ、文化も全く違う場所で生まれた、西洋のリズムに取り組もうとするならば
今まで学んできた事を、いったん白紙状態にして
一から学ぶほうが効果的な場合があるということなのです。
今回のワークショップでは、まず最初に挙げた①〜⑤を解説していく中で
西洋と日本の「リズムに対する考え方」の違いを理解していただけます。
また、実践編としてアート・ペッパーの「You'd Be So Nice To Come Home」の
メロディー部分を題材にして、ジャズのスウィングについて解説・実践しながら
ジャズのリズムの本質を肌で感じていただきます。
実際に、合わせて演奏できているつもりでも、実はあっていなかったなんてことも
よくあるので、きっと新しい発見ができます!
※ワークショップ参加の方には、アート・ペッパーが演奏している
メロディーの楽譜をお渡ししますので、ご希望の方は予めご連絡をお願いします。
また、最後に、サックス國井 類と
オリエント楽器講師の西川 崇代さんのピアノと共に
実際のジャムセッションさながらの演奏を体験していただきます。
◆ JAZZ LABO in 豊橋
場所:オリエント楽器 豊橋店
http://www.orientmusic.co.jp/shop/toyohashi.html
日時:7/21(土) 10:00〜13:00
参加費用:¥2,500
※通常ジャズラボは、¥4,000で開催しておりますが
より多くな方にジャズのリズムを体感していただきたいと思い
今回のみ、初回特別の¥2,500となります。
※すべての楽器の方に対応しています!
(ご参加の際は、ご自身の楽器をお持ちください)
ワークショップ ホスト:國井 類(Sax)、西川 崇代(Pf)
アート・ペッパー「You'd Be So Nice To Come Home」