みなさんこんにちは!
最近は、JAZZ LABOでも頻繁に取り上げている
「リディアン・クロマティック・コンセプト」
おかげさまで大好評をいただいております!
例えば、いざアドリブをしようとしても
何をしていいか分からないと、ずっと悩んでいた方が
少しずつだけど自分の音を紡ぎ出し始めたり。
ジャズジャイアンツ達の演奏をトランスクライブしようとしても
既存の音楽理論では説明しきれなかった音の意味が理解できたり。
とても良い循環が生まれてる気がします。
そんなわけで今日から
リディアン・クロマティック・コンセプトについて
少しずつだけど、書いていこうと思っております。
では、さっそく第一回目のスタートです!
【リディアン・クロマティック・コンセプト】
「リディアン・クロマティック・コンセプト(以降リディクロ)」は
そのネーミングの中にもあるように
「セオリー(理論)」ではなく
「コンセプト(概論)」だということです。
もう少し言うなら
音楽における「哲学」と言っていいかもしれないですね。
さて、音楽理論というと
よく知られている「バークリーメソッド」を思い浮かべるかたも
多いのではないでしょうか!?
このバークリーメソッド。
バッハ以降の平均律の考え方をもとに構築された
現代音楽を形作る上で、もっとも重要な音楽理論であることは言うまでもなく
ジャズミュージシャンもその影響を強く受けてますよね。
かくいう僕自身も、このバークリメソッドをもとにした音楽理論で
長い間ジャズの演奏をしてきたわけなんですが。
では、音楽「概論」のリディクロとは、
一体何なんなんだ!?となりますね。
このブログでは、そのありから紐解いていきたいと思います。
早速、リディクロの本を開いてみると、こんな記述があります!
難しいので、何度も読み返してみてください(笑)
リディアン・クロマティック・コンセプトの本です。
中々に良いお値段ですが、こちらの本をお持ちいただけるとより理解が深まります!
クリックしていただくと本の紹介ページに飛びますので、是非チェックしてみてください!
「この概念は西洋音楽理論が基とするところの
メジャースケジュールを抹消しようというのではなく
単にそれを、より根源的なリディアン・スケールに従位する
スケール(プラガル・モード)」として、元の(ふさわしい)
中世の位置に戻すというだけのことです。」
…はい、何度読み直しても
なんのことやらさっぱり分からんちんです(笑)
少し分かりやすく書くと
「バークリメソッドに代表される西洋音楽の
メジャースケールを抹消しようしてるのではないです。
※実際にリディクロのクラスでもメジャースケールが出てきます!
より根源的な「リディアン・スケール」として
中世の時代(グレゴリオの時代)まで戻すということ」
なのです。
※ここでいうグレゴリオの時代とは「グレゴリオ聖歌」のことを指します。
さて、今日はここまで!
次回をお楽しみにしてください。
「リディアン・クロマティック・コンセプト」の本は
読んでいるだけだと中々理解できない部分が
たくさんあります。
個人レッスンでその疑問を一つ一つ紐解いていきます。
興味のある方は、ぜひお問い合わせください!!